Jaguar XK 120C
ジャガー
ジャガーXK120Cシリーズは、1954年~1957年の間製作されました。
ジャガー XK120C 1954年 Dタイプ
ジャガーDタイプやそれまでのCタイプの進化形として1954年に生れた。当時の航空機技術を導入し大幅な軽量化に成功。空気抵抗の少ない流麗なデザインで1954年のルマンにデビューした。デビューの年こそフェラーリに破れ2位にとどまるが、良く1955年から1957年まで同一車種による3年連続優勝という大記録を打ち立て、1957年に至っては1,2,3,4,6位と、上位をほぼ独占する強さを見せ付けた。
1958年よりスポーツカー・レースの排気量が3リッター以下に制限され、3.4リッターだったDタイプは出場機会を失う。総生産台数はわずか87台で、本社はそのうちの貴重な1台である。
レース出場機会の無かった在庫車は市販車向けの改造を施され「XKSS」として生まれ変わる。しかし1957年2月にジャガーの工場が火災に遭遇。ライン上のマシンと共に、製造に必要な機械類が消失し、計画自体が頓挫した。(現地案内板より)