TOYOTA200GT
トヨタ2000GT
トヨタ2000GTは、トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発し、ヤマハ発動機への生産委託で1967年から1970年までトヨタブランドで生産されたスポーツカータイプの乗用車です。一切の妥協を排した高品質なデザインとのそ内装は30年経った現在でも世界各国から高い評価を受けているが、唐寺の販売目的は利益追求ではなく、未来を見つめ世界を意識して造った物で、徹底したコスト無視体制でした。
TOYOTA2000GT
1968年式
昭和42年5月から昭和45年10月の間に製造販売された日本初の豪華GTカーで、その総台数は世界で337台。(現地案内板より)
TOYOTA200GT
日本のモーターリゼーション発展途上期において自社の技術力をアピールすべく、ヤマハとトヨタが共同開発した高性能車。本格的な「グランド・ツーリングカー」としては日本最初の存在。1960年代の国産車としては、異例の高度なメカニズムとデザインを兼ね備えた画期的存在であり、日本車の歴史上、記念碑と言える名車である。
当時のスポーツカーデザインの基本に添って長いボンネットと短いキャビンを低い車高に抑えつつ、全体に流麗な曲線で構成されたデザインは、ジャガーEタイプなどの影響を指摘されることもあるが、当時の日本の5ナンバーの枠内の制約を感じさせない美しいデザインとして評価が高い。ヘッドライトをリトラクタブルとし、固定式フォグライトをグリルと併せて設置したフロント・ノーズの処理も魅力的である。
日本を舞台にした映画「007は二度死ぬ」に使用され、ショーン・コネリー扮するジェームス・ボンドを乗せて東京の街を走り回った。(現地案内板より)
2ドアクーペ
長いボンネットと短い客室部を低い車高に抑えつつ、全体に流麗な曲線で構成されたデザイン
トヨタ2000GT
1968年式
幻の名車TOYOTA200GT
形式はMF10、直列6気筒DOHC3連装ソレックスキャブ・4輪ディスクブレーキ独立懸架・レース用マグホイールで完全装備したその流線形ボディーは巡行最高速度220km、瞬間最高速度290kmで、世界を「あっ!」と言わせた本格的GTカーであり、残念ながら現在までこの車を超える日本車は存在しない。(現地案内板より)