山口銀行門司支店
山口銀行門司支店
所在地:福岡県北九州市門司区清滝2-3-4
山口銀行門司支店は、国道3号線と桟橋通りの交差点の角にあります。英国古典主義様式のモダンな建物です。
設計:桜井小太郎設計事務所
施工:竹中工務店
竣工:昭和9年(1934年)
構造:RC 地上2階建て
二つのトスカナ式円柱の間に玄関を挟んでいます。
山口銀行門司支店は、1934年に旧横浜正金銀行門司支店として開設されました。西日本屈指の貿易港門司港の経済の基盤として重要な役割を担い、1920年には世界三大為替銀行の一つに数えられるほどでした。1946年に横浜正金銀行が閉鎖した時に、山口銀行が取得し現在に至っています。
イギリスで建築学を学んだ、設計者の桜井小太郎氏の特徴でもある、英国風古典主義建築の様式が顕著に現れた建物になっています。重厚感があるのに、すっきりとしたモダンな建物です。
正面には、二階まで伸びた2本の円柱形の柱・トスカナ式円柱があります。
花網(フェスツーン)装飾
2階の窓の上のフェスツーン装飾です。