旧九州旅客鉄道株式会社ビル
旧JR九州本社ビル
所在地:福岡県北九州市門司区西海岸1丁目6-2
昭和12年に三井物産門司支店の三代目の建物として建てられました。昭和28年に国鉄に買収された後、平成13年3月までJR九州北九州本社として利用されていました。現在は1階に関門海峡らいぶ館と思ひ出ステーションなどが営業しています。
JR門司港駅のすぐそばにある建物です。昭和12年に三井物産門司支店の三代目として建てられました。地下1階、地上6階立てのアメリカ式高層オフィスビルで、当時は九州一の高層ビルでした。設計者は、松田軍平です。ちなみにこのビルの向かいにある旧門司三井倶楽部は、松田軍平の弟・松田昌平の設計です。
1階の腰壁から玄関部に連続する黒石の装飾が縦線を強調し、柱型と同じ幅の窓が配置され、立面にコントラストを与えています。
設計者の松田軍平は、福岡県立工業学校(現・福岡工業高校)から名古屋高等工業学校(現・名古屋工業大学)へと進学し、卒業後はアメリカのコーネル大学に留学しました。
エントランス上部にあるレリーフ
建物の玄関には、重厚な黒御影石であしらったレリーフが飾られています。
思ひ出ステーション門司
所在地:福岡県北九州市門司区西海岸1-6-2 旧JR九州本社ビル1階
開館時間:10:00~17:00
休館日:水曜日・年末年始
◆かつての門司区内の県立高校に残る記念品や資料等の常設展示
◆門司の地域の記録・書籍をはじめ、過去及び現在の門司の写真などの収集・整理
◆門司に関心を持つ区内外の方々が、門司の郷土資料等を閲覧できるスペース
◆文字の地域研究、郷土資料館連、地域をテーマとした創作物などを展示するギャラリー・スペース