旧大連航路上屋
旧大連航路上屋
所在地:福岡県北九州市門司区西海岸1-3-5
旧大連航路上屋は、門司税関1号上屋として、昭和4年(1929年)の完成から終戦に至るまで、門司港と大陸とを結ぶ貿易港(国際貨客ターミナル)として、大型客船の待ち合い客等で賑わった、日本の近代化や門司港の繁栄に大きな役割を果たしてきた建物です。
開館時間:9:00~17:00(貸室のみ22:00まで)
休館日:なし(但し、メンテナンス等で休館することがあります。)
入場料:無料
建設:1929年(昭和4年)
設計:大熊善邦(国会議事堂等を手掛けた官庁建築家)
1階のエントランスホールでは、北九州港の歴史や門司港に寄港していた客船の他、この上屋から多くの人が往来した大連などを紹介しています。
旧大連航路上屋には、松永文庫や多目的室、多目的スペース、コリドー、ホール、休憩室などがあります。
旧大連航路上屋について
大陸と盛んに行き来していた昭和初期、門司港と中国の大連とは、定期航路で結ばれていました。この頃に、国際旅客ターミナルとして建てられたのが、「旧大連航路上屋」です。幾何学模様を取り入れたアールデコ調のデザインは、かつて門司港が、世界の流行の最先端をいっていた港町であることの何よりの証しであり、80余年を経た今も尚、モダンな雰囲気を醸し出しています。この旧大連航路上屋が、この度完成時の姿を取戻し、人と人をつなぐ交流施設として甦りました。各種多目的スペースを活用してのイベントや、文化・芸術の発表など、門司港の新しい魅力を伝えます。(旧大連航路上屋パンフレットより)
コリドー
長い回廊にはベンチが備えられています。ここからは、関門海峡を眺望できます。
階段
天女散花像
この像は、仏教の「維摩経・観衆生品」に収められている、「天女が花を散らして、菩薩と弟子たちの修行を導いた」という故事、「天女散花」にちなんだ像です。
平成7年、北九州港と中国・大連港との友好港締結10周年を記念して、袁福秀大連港法務局長より北九州港に贈られました。(現地案内板より)