アインシュタインタイムメモリアルルーム
旧門司三井倶楽部
所在地:福岡県北九州市門司区港町7-1 旧門司三井倶楽部の2階
迎賓館としても利用されていた、大正浪漫が漂うこの建物には、大正11年(1922年)に、アインシュタインも宿泊されたそうです。その宿泊当時のアンティーク家具などを復元し、現在は「アインシュタインメモリアルルーム」として展示されています。
開館時間:9:00~17:00
入館料:100円(2階資料室のみ、その他は無料)
迎賓館の役目も果たし、完成の翌年、対象11年(1922年)には、相対性理論で有名なアインシュタイン博士も宿泊されたそうです。アインシュタイン博士ご夫妻が宿泊された部屋が保存されていて、見学することができます。
アインシュタイン博士夫妻 メモリアル・ルーム
世界的な物理学者でノーベル賞に輝くアインシュタインご夫妻が、この三つの部屋で五日間過ごされました。(大正11年)
そのときの家具・調度を含めて修復したものです。お風呂のタイルなどは、その時のままのものです。(現地案内板より)
アインシュタイン博士はなぜ日本に来たのでしょう?
出版社「改造社」に招かれて、全国を講演する為に来日しました。当時、日本は大正デモクラシーの高揚期で自由な思想や科学など幅広い知識活動が盛んでした。上海から神戸へ向かうとき関門海峡に差しかかった博士は両岸に見える日本最初の街の灯を見て「日本は力のある国だ」と、言ったそうです。
当日の新聞の見出し「温容春のような」笑顔で神戸港に上陸した時、博士のズボンには繕いのあとがありました。質素を旨とする博士の一面が窺えます。そして大正11年11月17日(神戸入港)~12月29日門司港を後にする迄、熱狂的な歓迎のなかに、全国10ヶ所、43日間に渉る講演旅行をしました。(現地案内板より)