メルセデス・ベンツ W120
門司港レトロカーフェスティバル
所在地:福岡県北九州市門司区
現在のEクラスのルーツとなるモデルで、欧米では「Ponton」、日本では愛嬌のある形から「ダルマベンツ」と呼ばれ親しまれました。
Mercedes-Benz W120
製造年:1953年~1957年
現在のEクラスのルーツとなるモデル。欧米では「Ponton」、日本では愛嬌のある形から「ダルマベンツ」と呼ばれ親しまれた。
メルセデス・ベンツとして世界初のモノコックボディを採用した。これは「頑丈なだけのボディでは、乗員や衝突相手に大きな被害を与えてしまうので、激しい衝突時に車体を部分的に潰れやすくすることで衝撃を吸収し守る」という発想で作られたものである。このW120型が採用したモノコックボディは、その後の世界の自動車の安全の基本となっている。その意味でもW120型はメルセデス・ベンツのみならず、自動車の歴史の上でも記念碑的な車輌である。(現地案内板より)
メルセデス・ベンツでは、今から47年前の1959年に既に本格的な衝突実験を開始し、その後も事故原因の分析・研究などの事故調査活動を行い、現在も調査を続けているそうです。
オフセット衝突に対応する衝撃吸収構造ボディも、ABS(アンチロック・ブレーキング・システム)もシートベルトテンショナーも事故調査による貴重なデータや研究から導き出された安全技術です。そしてそれらの特許を公開し、自社の車のみならず、世界中の車の安全性の向上に貢献しています。現在も統合的安全性に取り組み、安全性を重視する姿勢は素晴らしいことです。