能古島
能古島(のこのしま)
所在地:福岡県福岡市西区能古島
博多湾にぽっかりと浮かぶ、周囲12キロメートル、人口約800人の小さな島です。ぐるっと海に囲まれた自然に恵まれた島内には、四季折々のたくさんの花々が咲きます。緑の芝生やパノラマ花壇、小動物園もあるのこのしまアイランドパークもあります。
能古島は、南北3.5km、東西2km、周囲12km、面積3.93キロ平方メートル、標高195m
姪浜から船で約10分で着きます。作家の檀一雄がこよなく愛した島ということでも有名です。放浪作家として活躍した檀一雄は、晩年は能古島で過ごしました。現在も檀一雄を偲んで「花逢忌」が毎年5月の第3日曜日に行われています。
能古島内には、自然いっぱいののこのしまアイランドパークをはじめ、早田古墳、万葉歌碑、鹿垣、能古焼窯跡などの史跡や、永福寺、白髭神社、檀一雄の旧宅と文学碑、能古博物館、などの史跡や施設があります。また博多湾を行き交う船やマリノアシティや福岡ドーム、福岡タワーなどもよくみえます。
能古島案内所
フェリーを降りてまもなく能古島案内所があります。のこのしまアイランドパークの入場券などもここで購入できます。案内所に隣接して売店や食堂もあります。また、能古島名物の能古うどんや能古ワイン、能古せんべい、能古珈琲よもぎだんご、甘夏ジュース、絵葉書などのお土産品も販売しています。
のこの市
能古島で獲れた野菜や果物などを販売しています。
夢珈琲園の珈琲豆
能古夢珈琲園では、能古島の風土をいかして温室を作り、珈琲を栽培しています。日本でも獲れたての珈琲豆を挽き立てで飲むことができます。
珈琲クッキー
能古うどん
網小屋 長栄丸
にゃんこさん
能古島
能古島は、博多湾の真ん中にあり、南北3.5km、東西2km、周囲12km、面積3.93平方メートル、島の一番高い所で195m、人口約800人、海に囲まれた、緑豊かな自然と歴史に恵まれた美しい島です。
奈良時代の頃には、防人が置かれ、万葉集に詠われました。平安時代には牛の放牧ができ、刀伊の入寇(1019年)、鎌倉時代の元寇(1274年、1281年)と、外国からの侵略も受けました。江戸時代には、黒田藩の鹿の猟場となり、また、五ケ浦廻船の浦の一つとして繁栄しました。
能古という地名は、万葉の時代以降「能許」、「能挙」、「能巨」、「能古」、「野古」、そして江戸時代には「残」島と呼ばれましたが、昭和16年に福岡市と合併した時に「能古」となりました。
島内には、早田古墳、万葉歌碑、鹿垣、能古焼窯跡などの史跡、永福寺や白髭神社などの神社仏閣、檀一雄の旧宅や文学碑、能古博物館、のこのしまアイランドパークなど、いろいろな史跡や施設があります。このすばらしい歴史や自然をめぐる散策コースは、一周約9km、所要時間5~6時間です。能古島のすばらしい自然や史跡、名称を存分に楽しんでください。(現地案内板より)