若八幡宮
若八幡宮
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前1-29-47
厄八幡または厄除八幡と呼ばれ、古くから厄祓いの神社として親しまれています。厄年の男女が厄災除けのために参拝し、年齢になぞらえた鏡餅を供えることで厄を落とすという習慣が残っています。
祭神は、仁徳天皇、大己貴命、少彦名命。当宮は俗称「やくはちまん」「厄除八幡」とも呼ばれ、市内のみならず、周辺地域からも広い信仰を集めています。新暦・旧暦の大晦日には、毎年深夜まで厄除、厄ばらいの祈願を行う人々で大変にぎわいます。厄年には前厄・本厄・後厄があり、3年続けて参拝すれば次の年には厄落としになるとされています。(現地案内板より)
神馬
狛犬阿形
狛犬吽形
謝国明の墓
謝国明は、鎌倉時代(1185年頃~1333年)に博多に居住した宋(現在の中国)出身の貿易商人です。船主と資本家を兼ねた綱首とし日宋貿易を主導する一方、熱心に仏教を信仰し、宋から帰国した聖一国師を助けて承天寺の建立に力を尽くしました。また、貧民救済や鍼治療の普及にも貢献したと伝わります。没後、この地に葬られましたが、墓上に生えた楠が大きく成長し墓碑を包み込んでしまったと伝えられ、現在も「大楠さま」の愛称で親しまれています。(現地案内板より)
※綱首は、博多に居住した中国の宋人の資本家のことです。