楽水園
楽水園
所在地:福岡県福岡市博多区住吉2丁目10-7
楽水園は住吉神社の北側にある池泉回遊式日本庭園です。
開園時間:9:00~17:00
休園日:毎週火曜日(火曜日が休日の場合はその翌日)・12/29~1/1
入園料:大人100円・子供50円
この場所は明治39年に博多商人、下澤善右衛門親正が住吉別荘を建てた跡地です。親正は、父尚正と親子二代にわたり、家業と並んで福博の発展に貢献した人物です。「楽水」は親正の雅号です。戦後は、旅館「楽水荘」として使用され、平成7年に福岡市が池泉回遊式の日本庭園として整備、開園しました。その際に、本園の名称もその由来を受け継ぎ「楽水園」と名付けられました。
楽水園
この地は、江戸時代末期の博多商人・下澤善衛門親正が明治39年(1906年)に造営した別荘跡である。親正は、雅号を論語「知者楽水」に因み「楽水」と称し、大正4年(1915年)にこの地に茶室「楽水庵」を設け、茶の湯を楽しんだ。また、戦後、この地が旅館として使用された折にも「楽水荘」とされたことから本園の名称も、その名を受け継ぎ「楽水園」と名付けたものである。特に四畳半の茶室は、親正の茶室を復元したもので随所に、当時の古材を使用し、名称も「楽水庵」としている。
福岡市では、昭和62年(1987年)にこの地を都市公園として位置づけ、平成7年8月一般公開したものである。(現地案内板より)
和室
炉を設けた8帖の和室2間と、6帖の和室を備えた続き間。大勢を招いての茶会などにもゆとりの広さです。グループでの利用ができます。
和室
抹茶と干菓子
園内の茶室「楽水庵」は、親正が建てた茶室を復元したものです。お茶会等で利用されていない時は、どなたでも有料でお抹茶がいただけます。(一服300円:季節のお菓子付)
抹茶
干菓子
金平糖
抹茶
日本庭園
池泉回遊式の日本庭園は、野点が出来る広場を配した、憩いの散策コースであり、自然石を配した滝口が風流な景観を一層引き立てます。
池
池には鯉が泳ぎ、水面にはビルが映っています。
石燈籠と池
滝
池
池と橋
鯉
花
宝くじ松
宝くじ松
石燈籠と蹲と鹿威し
水琴窟
水琴窟は、蹲踞(つくばい)の水落ちの箇所にある排水口の下の地中に伏瓶や小洞窟を設け、その中に生じる水滴の反響音を楽しむものです。耳をすますと地中から、かすかな音色が響きます。(現地案内板より)
入口
アプローチ
博多べい
豊臣秀吉が博多の町の戦災復興、いわゆる太閤町割りを行ったとき、神社・仏閣や豪商の屋敷に築かれた土塀は、兵火による焼石、焼け瓦を粘土で固めてつくられ、「博多塀」と呼ばれました。(現地案内板より)