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博多町家ふるさと館展示棟

博多町家ふるさと館

所在地:福岡県福岡市博多区冷泉町6-10

展示棟の1階は、博多の歴史や文化に関する展示。2階は、商家に伝わる民具の展示や博多の伝統工芸品の実演を見ることができます。

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展示棟入館料:一般200円・小学生・中学生無料
「博多町家」ふるさと館の展示棟1階には、博多観光情報ガイド、明治・大正の博多、流れの成り立ち、博多松囃子、博多祭時記、博多祇園山笠映像ルーム、博多弁講座、のぞきからくり、博多仁和加のコーナーがあります。
展示棟2階には、博多スピリッツギャラリー、流れの生活、伝承工房のコーナーがあります。

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博多祇園山笠映像ルームでは、博多のシンボルともいえる祭、博多山笠の映像を常時見ることができます。(所要時間約22分)勇壮な山笠の様子や山笠の文化と歴史、山笠を動かす男たちの活躍などが紹介されています。

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西島伊三雄の博多いろはかるた

博多の四季や風物、景色、歳時記を題材にした、心温まるほのぼのとしたかるたです。福岡出身の西島伊三雄は、童画家でありグラフィックデザイナーでした。
「おきゅうとは 玄海の香り」、「ちょっと来いに 良かことなし」、「ぬるい風呂で 風邪をひく」、「るすばんに 押し売り」、生活に密着した様子を博多弁でユニークにそして的確に表現しています。
他にも、「絵ば描いて 教えたせんがいさん」、「国宝の金印」、「ふてえ がってえ どうじゃろかい」、「手作りの 博多人形」、「けむたかごと焼く あぶってかも」、「らんまの雪 あかんべえ」、「ねとぼけて 朝山笠」、「つくしの字に 曲がる白魚」、「あさがらで 迎え火」、「梨も柿も 放生会」、「きゅうりだちは 山笠のとき」、「ゆうれ話は お綱さん」、「目の正月 博多織り」、「しろしか雨の どんたく」、「寒か日に 玉せせり」など、博多の祭り、風物詩にちなんだものがたくさんあります。

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博多松囃子

年の初めに福を寿ぐ松囃子は、夏の災いを祓う祇園山笠とならび、博多の七流で行う二大行事です。三流が福神(福禄寿)・恵比寿・大黒を、残る四流で稚児を受け持ちます。先頭には児童が太鼓で「言い立て」を囃し、美しく彩られた笠鉾を押し立て、馬乗の三福神に続いて稚児を乗せた仮閣をひいた行列が福岡城に入り、藩主の前で稚児が祝賀の舞を舞い、そのあとは博多の町々を祝って回りました。もとは正月15日(小正月)の行事でしたが、現在では5月3・4日の「博多どんたく」として行われています。(現地案内板より)

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商業都市博多の祭りは、五穀豊穣を祈る農村の祭りとは対照的に、商売繁盛を祈る「招福・厄除け」の願いが込められています。

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博多は町人の町です。庶民の町です。少々乱暴に聞こえる博多弁には、お互いに遠慮のない開けっぴろげな会話と、軽妙な洒落とが縦横に織り成されています。

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年の初めに福を寿ぐ博多松囃子は、夏の災いを祓う祇園山笠と並び、博多の七流で行う二代行事のひとつです。三流が福神(福禄寿)・恵比寿・大黒を、残る四流が稚児を受け持ちます。先頭には児童が太鼓で「言い立て」を囃し、美しく飾られた笠鉾を押し立て、馬乗の三福神に続いて稚児を乗せた仮閣(さじき)をひいた行列が福岡城に入り、藩主の前で稚児が祝賀の舞を舞い、そのあとは博多の町々を祝って回りました。もとは正月15日(小正月)の行事でしたが、現在では五月三、四日の「博多どんたく」として行われています。そもそも博多松囃子は、治承3年(1179年)に病没した平重盛に博多の者が恩を謝すために始まったと伝えられています。
現在の博多どんたくには、名物の花自動車なども登場し、大変賑やかなお祭りです。博多どんたくは、例年200万人を超える人出で賑わいます。以前通っていた専門学校の先生たちが、大きなそろばんに扮したり、男性の先生がナースの格好をしていたり、巨大なパソコンの着ぐるみきたりして、どんたく隊に参加した時は面白くて笑い転げました。どんたくには取引先の銀行の方なども参加しているし、友人も毎年参加しているので私にとっては割りと身近に感じますが、「雨のどんたく」と呼ばれる程、なぜかどんたくの日は雨が降ることが多いです。

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博多方言コーナー

古い電話の受話器をとると、博多弁を聞くことができます。

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代表的な博多弁

なんばしよっと、どげんね、すぃとう、しっとう、うてあう、こすい、よかよか、よかろうもん、あげん、こまい、しゃあしか、しろしい、いっちゃん、いっちょん、さっちが、すいい、じょうもんさん。

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博多仁和加

博多仁和加(はかたにわか)は、無形民族文化財に指定されています。博多の町人が、社会風刺や政治批判を面白おかしくユーモアたっぷりに笑いの中に包み込み、博多弁で演じます。最後に必ずオチがあります。漫才の様なもので、一口にわか(一人で演じる)と掛け合いにわか(二人で演じる)があります。下段の写真の「ぼてかづら」という紙の張子でできた鬘(かつら)をつけたり、「めがづら(目鬘)」をつけたりして演じられます。

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めがづら

目鬘(めがづら)は、博多にわかを演じる時に使うものです。

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ぼてかづら

博多にわかを演じる時に使うかつらです。
「花見のシーズンになったが、昼見に行くな、夜も行くな。酒もって行くなら宵(よい・酔い)がよか。」
「よか服着てござるなぁ。そりゃ新聞社の人やけん、生地(きじ・記事)のよか」

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博多ごりょんさん

ごりょんさんとは、山笠に出る男衆の奥さんの事です。博多の既婚女性を総称して呼ぶこともあります。

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博多てぬぐい

博多では、てぬぐいのことを「てのごい」と呼びます。博多山笠でも、山笠の運営上の役割や責任を表わすてのごいを身に着けています。このてのごいは、山笠のみならず、年間を通して角町内の様々な行事などにもそれぞれの役職が関係しています。

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ここに展示されているのは、役職を表わすてのごいではなく、博多どんたくなどの祭りで使用されたり、配られたりした記念てぬぐいです。

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それぞれに特徴があり、まるでペナントのようですね。

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博多の町は大きく変貌しましたが、ちょうちんの町博多の長い歴史と伝統は、博多の町のいたる所に今も行き続けています。

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