旧福岡県公会堂 貴賓館
旧福岡県公会堂貴賓館
所在地:福岡県福岡市中央区西中洲6番29号
天神中央公園の一角に佇む、フレンチ・ルネッサンス様式の洋館です。明治時代に来賓接待所として使用されていました。
開館時間:9:00~18:00
休館日:月曜日(月曜日が休日のときは翌日が休館日)・12/29~1/3
入館料:大人200円・児童(15歳未満)100円
設計・監督:三條栄三郎(福岡県土木部技師)
建築面積:396.3平方メートル
構造:木造二階建・玄関ポーチ・塔屋・ベランダ・付属棟付き・天然スレート葺・一部桟瓦葺・鉄板葺・北面向
貴賓館は木造2階建の洋風建築で、北側正面中央に石柱による玄関ポーチを突出させ、北東隅に八角塔を張り出し、また、南側背面には平屋の浴室等を附属させ、南東の隅2面にはベランダを回し、外壁は1階窓台から下の腰壁は白い化粧タイルを貼り、1階モルタル壁には目地を入れ、2階窓額縁や軒蛇腹をモルタルで造出しとして外観を石造に擬している。
屋根は中央に陸屋根を設けた寄棟形とし、八角塔屋は尖塔となっており、陸屋根を除き天然スレート葺きとなっている。
内部は正面、玄関奥に階段室をとり、その左右に食堂、配膳室、応接室、事務室等の諸室を配し、2階は北東隅に貴賓室を設けるほか、寝室、化粧宴、談話室等の諸室を配し、主要室の内装は床が板張り、壁は白漆喰塗腰板張りとし、天井は木製格縁や木骨下地漆喰塗の格縁で幾何学模様をつくり、各室とも異なった意匠となっている。また、貴賓室等主要室には大理石製の暖炉が設けられ、さらには各所に滞酒なレリーフや縁どりが施され、貴賓館にふさわしい内装となっている。(福岡市文化財HPより)
重要文化財 旧福岡県公会堂貴賓館
昭和59年5月21日指定